製品の生産から販売までを本社で行っています。熟練の職人から、未来を担う若手まで製造のプロとして志高い意識をもって日々作業に励んでいます。
静かな工場で、職人が桐と向き合い、板材がパーツとなり組み立てられ、丹精込めた製品はお客様に感動と信頼をお届けします。
ショールームへご来店の際は、工場見学や簡単な体験も出来ますのでお気軽に声をかけてください。
・工場1階は、主に材料の切り出しから組立までの製品の生地づくりを行っています。
・工場2階は、製品生地の研磨作業から始まり、塗装や金具付けなど最終仕上げまで行います。
・焼桐加工は、工場外のテント小屋で行います。夏場は40℃を超える環境の中、ガスバーナーを使い焼桐の加工を行っています。
絶対に切り離すことの出来ない手道具
刃物は、常に最高の切れ味でなければなりません。研ぎを覚え、手道具の管理になれるまでに3年~5年ほど要します。道具の手入れを怠ると、製品のクオリティーや作業性にも欠けます。日頃から道具に気配りし、丁寧に刃を研ぐ事は職人として当たり前のことです。
刃物は、水と数種類の砥石を使い分け研ぎます。真冬で水が冷たかろうと、夏場の猛烈な暑さであろうと一生懸命研ぎを行います。
写真左から
・のこぎり
・かなづち
・さしがね
・ノギス
・ノミ
・かんな
職人を支える電気工具をご紹介します。
数ある道具を使い分け、手作業の作業性を高めています。
下段左から
・トリマー
・刃物各種
・ドリルビット
・電動ドライバー
・電気ハンドサンダー
・エアーハンドサンダー
上段左から
・ベルトサンダー
・ハンドルーター
・仕上げサンダー
・ロウサンダー(自社改造)
旧機械は、何十年と現役で動いている趣きのある機械です。
木工所であれば大体所有している一般的な機械です。
下部のフォトギャラリー順に
・昇降盤
・卓上丸鋸
・自動糊付け機
・ルーター
・手押し鉋
・自動面鉋
・超仕上げ
・横切り盤
・ワイドサンダー
・締め台 ×2アングル
・ボーリング機 ×2アングル
・横サンダー ×2アングル
桐たんすメーカーでは珍しく先端機械を取り入れています。
職人たちの経験に基づいて、先端機械技術を融合することで、手作業を超えた精度と複雑で高度な加工が可能になりました。
板材をコンマ数ミリ単位でカットすることが出来ます。昔は昇降盤が裁断の一般的ツールでしたが、このパネルソーは長さを指定すると、決められた所まで定規が移動し材料をセットしたらカットを始めます。厚みは50mm程度まで真っ直ぐの裁断が可能。
部材を自動送りして複数のサイズを自動で裁断することもできる賢い機械です。
木工CNCは、コンピュータ制御によって、コンマ1ミリまで微調整できる最先端の機器です。パソコンでデータを作製し、CNCで指示を設定しパーツを作り出します。
ベッドの切り出しを行ったり、たんすの部材をも正確に切り出します。
この先端技術を用いた製品「風浪」は経済産業大臣賞を受賞。→風浪ページへ
桐たんす業界に新しい流れを生み出しました。
時代が進み新たな設備を導入しても、絶対に機械には真似できないことがあります。
それは木材は変化を起こすため、木材の様子・環境状態 (湿度・気温・前後の天候) これを見極め、どれほど調整するかは作り手の経験が活かされます。
いつになっても桐たんすは大量生産できません。隅々まで行き届いた完成度の高い製品であることが求められます。確かな製品をお届けするために、機械だけには頼らず、手間を惜しまず、経験を活かし、桐と向き合い、丁寧に作り上げています。
当社では、桐たんすの素晴らしさを改めて実感していただけるように、見学ツアーの受け入れを行っています。
大型バス40名程度でご来店いただく場合は、2班に分かれていただき、講義実演も交え1.5時間程度でご案内いたします。
月間1組、3ヶ月前のご予約制にしておりますので、ご希望の場合は当社までお尋ねくださいませ。