せっかくのお着物、大切にしたいもの。 そのお手入れの仕方と保管の方法について特集しました。
防虫剤によるトラブルがないように、管理と手入れに気を配れば、親子3代までご利用いただくことが出来ると考えています。
● 着物に触れる前は手を洗いましょう。
● 敷紙の上で、着脱する事で床の汚れが付きません。
● 脱いだ後はハンガーに掛けて湿気を抜きましょう!
● 乾いたタオルで、ほこりを払っておきましょう。
● 汗がついた時は、乾いたタオルの上に着物を置いて、固く絞ったタオルで擦らずに叩く。
● 染みが付いてしまったら、すぐに専門家へ依頼しましょう。
和服には桐のたんすに樟脳(しょうのう)。といわれていますが、ではなぜ桐と樟脳なのでしょうか?
和服の収納に適しているといわれる樟脳。様々な防虫剤がある中で、なぜ樟脳なのでしょうか?
樟脳は楠の木からとれる作用が穏やかな天然の防虫剤です。万が一、直接触れても着物を傷める心配はほとんどありません。
いくら傷める心配はないといっても、直接触れさせて収納するのはNGです。
たんすや箱の四隅に置き、着物やたとう紙には直接触れないようにしましょう!
樟脳の臭いが気になる時は、着物を着る予定日の前日にたんすから出しておきましょう。
ご注意!!こわい!防虫剤の併用!!
樟脳にパラゾールや、ナフタリンと一緒に使用してしまうと、気体が反応し液状になってしまいます。
当然着物には輪ジミができ、バッグ類や帯止めなどにも溶け出してしまう可能性もあります。防虫剤は良く確認してご利用ください。
昔から梅雨明けの、土用の丑の日には虫干しをする習慣があります。
梅雨が明けて、本格的な夏を迎える頃、2・3日晴天が続いたのち、カラっと晴れた日に午前10:00~14:00までの間に、着物も虫干ししましょう!
少しの時間、陰干しにして新しい乾燥した空気にさらします。(風通しのよい室内でも可)
※決して太陽のカンカン照りに長時間さらしてはいけません。金糸等は一気に黒ずんでしまいますのでご注意を。
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